中山道ツーリング3日目
中山道ツーリング3日目(2024.6.18)
前夜の大学同窓会名古屋場所で「明日は嵐のような天気になるらしい・・」と多くの人が話題にしていた。
梅雨の時期なので、雨対策は十分にしてきている。上下にヤマハのレインスーツを着込み、ヘルメットシールドにはバイクメーカーの撥水ケミカルを吹き付ける。靴は長靴に履き替える。荷物は70ℓのごみ袋で包み込むの4点セットだ。
基本これだけやっていれば雨のツーリングと言えど、ビショビショになって不快な思いをするということはない。
しかし実際外を確認すると、嵐というような風は無いものの、雨量でいえば最大レベルといってもよい程の雨が朝から降り続いていた。
本日の当初計画は、名古屋在住の親戚を11時くらいからランチをし、その後、今夜の宿泊先である妻籠宿「松代屋」に夕方に到着し、妻籠の古い町並みを鑑賞するというものだが、ランチ待ち合わせの11時まで時間があるので、朝早くに熱田神宮を参拝し、その後有松(重要伝統的建造物群保存地区)を訪問したあとランチ場所に向かうというプランだった。
しかし、今朝のような大雨の天気では仮に熱田神宮と有松を訪れたとしても形だけの訪問となり楽しめないことは明確なので、スパッと計画変更して前記2つは中止とした。何事もそうであるが、状況に応じた臨機応変さは旅においても肝要である。
11時に名古屋ミッドランドスクエアの喫茶店で叔母さんと珈琲をして、その後12時から鰻を食べる予定であったが、ミッドランドスクエアについてもバイク駐車場がない。管理の人にではどこにバイク駐輪場があるのかと尋ねてもわからないとの回答...💦 結局雨のなかスマホで検索するしかなく、探すのに非常に時間がかかりました。
名古屋ミッドランドスクエアのような大都市駅前商業施設にそもそも原付で行った経験がなかったので、バイク駐輪場がないことに驚きましたが、後日調べてみると六本木ヒルズはバイク駐輪場を有している、丸ビルと有楽町イトシアはバイク駐輪場を有していないことがわかりました。その場合の施設HPでの告知方法も調べましたが、バイク駐輪場を有している六本木ヒルズは場所等の詳細情報を開示していますが、丸ビルについてはバイク駐輪場がないけれども「バイクでお越しの方へ」というページを設けて、周辺のバイク駐輪場情報を公開していました。一方、ミッドランドスクエアとイトシアは、周辺バイク駐輪場情報の記載はありませんでした。
そこの差なんですよ、お客様が欲しいサービスというのは...(笑)
バイクでたまたま来たお客さんがバイク駐輪場がないと聞かされ、「はい、わかりました」と言ってすぐ帰りますか? 十中八九「ではどこか近くにバイク停めれる場所ありませんか?」と質問しますよね。その質問に駐車場管理人が答えられるかどうか。またはその管理人が答えられるように運営会社が気配りしているかという点なんです。施設全体の印象に関わる部分です。
気を配っていれば施設HPにあらかじめ情報開示しているでしょう。開示すれば駐車場管理人でも自然とその情報を遅かれ早かれ把握することになるでしょう・・ 商業施設やホテルはお客様と直接かかわる施設ですから、そういった運営会社の小さな気配りは大切だと今回の件で改めて実感。
話が脱線してしまったので、もとに元しますね💦
12時から叔母さんと途中参加従妹と一緒に「ひつまぶし」を頂く。
食事をしている際に、大学同期の社長をしている友人から電話がかかってくる。多分仕事の話だろうと叔母さんに断り電話に出た。
彼は社長だがノマド生活を送っており、直近ニセコで別荘を購入し最近はニセコに滞在し部下に電話やZoomで指示を出すという生活をしている。彼曰く「(僕の)Facebookの旅投稿を毎回楽しみにしているが、なかなかのコンテンツがあるのに友人しか見れないFacebookで配信するのは勿体ない。Instagramやブログですべての人が見れるようにしたらいいんじゃないのか」と。さらに加え「ニセコに是非来て欲しい。ニセコを題材にした記事を作ればニセコのマーケットにも食い込めると思うよ」と。
非常に有難くかつ的確なアドバイスである。ニセコは不動産価格が高く旨味があるエリアであるが、地理的な距離と競合他社が多いという印象により参入に消極的な姿勢でいた。しかし、友人のいうように、その土地にどういいう魅力があり、どんな生活が送れるのか等をブログなりで発信していけば、外国人不動産業者が多いマーケットでも活路を見いだせるかもしれない・・
今年の9月には、原付でニセコに行くから待っておいてくれ~(笑)
また話が脱線してしまったが、そんなこんなで叔母さんと従妹とのランチは終わった。
幸いランチが終わった13時半には雨は止んでいた。
あとは、ひたすら妻籠宿まで走るだけである。
17時前にようやく妻籠宿に到着した。今夜の宿「松代屋」にチェックインを済ませ、荷物を部屋に置いて早速夕方の妻籠宿を散策した。
松代屋は約10年前に訪問した際にも宿泊したことがあるので、今回2回目の宿泊になります。勝新太郎の「座頭市」撮影の際、勝慎太郎自身が宿泊されたお宿です。
妻籠宿内には、松代屋のほか藤乙という老舗旅館もありますが、藤乙さんは最近旅館業務をやめてランチ提供のみを行う形に変更されたため宿内の老舗旅館は松代屋のみの状況です。
松代屋は、基本ご主人が配膳含むすべての業務を切り盛りされているので、キャパが超えないよう一日3,4組の宿泊者しか受け付けてないとのこと。
妻籠宿は何と言っても「軒部分でぐにゃっと曲がったアオギリの木」のある箇所が一番のフォトスポットですが、松代屋はそのスポットから15秒ほどの距離にあるので最高の立地にあります。
食事の時間になるまでアオギリの前の木製ベンチに腰掛けて、ビール片手に古い町並みを眺めつつ、この10年に起こった自分の出来事を返りながら思いにふける。夕方なので観光客はほとんどいません。ゆったりとした時間が流れています。妻籠に戻ってこれて本当に嬉しい。神様に感謝!
さて、夕食の時間になったので浴衣に着替えて2階客室から1階の食事の和室へ。今日の宿泊者は3組みたいです(私以外には、若いフランス人カップルと日本人男性一人)。
松代屋の食事は鯉料理が名物で前回は鯉の刺身と煮付けが出てきました。
今回もメニューは変わっていないようで安心しました(笑)
こちらが鯉の刺身
こちらが鯉の甘煮
前回宿泊した際、渡り廊下したの池に鯉が泳いでいたので「食事に提供された鯉は池の鯉ですか?」と尋ねたところ、食事用の鯉は宿で別途養殖しており5歳未満の若い鯉を提供しているとのこと。
鯉の刺身も煮付けも両方との美味しかったです。
食事が済んだ時間にはすっかり暗くなっていたので、下駄と宿の提灯を持って妻籠宿の夜の風景を探索。江戸時代にタイムスリップした気分です。
因みに松代屋は客室と廊下が襖で仕切られているだけの造りなので、隣の声が筒抜けで聞こえてきますし、襖に鍵はかかりません。
子供連れの宿泊は難しいお宿かと思います・・
宿のお風呂に入り早めに眠りについた。
3日目の走行距離:101km
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