中山道ツーリング6日目

query_builder 2024/08/07
中山道ツーリング2024
IMG_2297

中山道ツーリング6日目(2024.6.21)


軒下のツバメの鳴き声で目が覚める。本日は中山道ツーリングの最終日だ。

午前中に奈良井を散策した後、塩尻に戻り昨年から一般公開された諏訪の「下諏訪宿本陣岩波家」の庭園を見たあと夜に湘南に戻る予定だ。


前日には晴れの予報だったが、朝から今にも雨が降りそうな雲行きである。

宿場町に宿泊した際は、早朝の誰もいない町並みを散歩することを日課としているが、今朝も5時半に起床して私服に着替えて6時に散策へと繰り出した。

先ずは軒先に停めた原付JOGの写真撮影。

お題目:「伊勢屋の前で佇むJOG」(笑)



その後、朝の奈良井宿を散策しました。曇りだったのが少し残念・・・





曇り空で写真映えがイマイチなので初日の奈良井写真を2枚ほど・・



竹中工務店が森林公社と共同出資で設立した「BYAKU」プロジェクトのお宿も見学。5軒くらいありましたね‥


7時半になったので一旦伊勢屋に戻り朝食。

食事会場の和室




伊勢屋別館へ向かう渡り廊下から中庭を撮影


朝食後雨がパラついてきましたが、チェックアウトせずに、お宿で傘を借りて奈良井の2つの重要文化財邸宅を見学。


中村邸(国重要文化財)



上問屋史料館(重要文化財)

明治天皇がご休憩された部屋が手を加えられずそのまま残されていました



長泉寺の天井の龍

無料で見学できます。


一通り散策した後、宿にもどり伊勢屋をチェックアウト。

女将さんが見送ってくれた際、原付バイクを見て「これで神奈川から来たんですか?」とビックリされてました(笑)

奈良井のインバウンド事情を教えて頂いたりと色々とお世話になりました。

奈良井に来た際にはまた宿泊します!!


完全に雨が降っていたが、あとは帰るだけなので問題はない。

帰りがけに、奈良井宿の一番北側に位置する二百地蔵尊旧中山道の杉並木に立ち寄る。奈良井を出たのは11時過ぎだったと思う。


諏訪に着く頃には雨は止んでいた。

目的地、下諏訪宿本陣岩波家に13時半過ぎに到着。

下諏訪宿は、中山道と甲州街道が合流する要所で、旅人が無料で入れる温泉「綿の湯」もあり当時は下諏訪宿はたいそう賑わっていた宿場町のようだ。

諏訪エリアには霧ヶ峰でのキャンプやヴィーナスラインのツーリングで何度も訪れている場所だが、中山道といういう視点で今までは見たことがなかったが、妻籠・馬籠・奈良井などの宿場町ツーリングを終えた後に立ち寄るとここまで繋がっているのか・・と江戸の街道の奥深さを感じた。


下諏訪宿本陣岩波家は以前は一般公開はされていなかったが、2023年3月に長野県宝の指定に伴い、一般公開されることとなり、その美しい庭園は「日本の庭園100選」に選ばれています。



下諏訪宿本陣岩波家の入口



中に入り会計を済ませると受付の可愛らしい女性が屋敷を案内してくれた。


玄関付近にいきなり隠し部屋が(↓)。

妻籠の脇本陣奥谷で密談用隠し部屋を特別に見学させてもらったワタクシとしては、「隠し部屋」という単語に自然と反応してしまう・・(笑)

隠し部屋の奥に密談用の部屋もあるのかもしれない・・


下諏訪宿本陣岩波家の隠し部屋


玄関に展示されていた関札

蔵所蔵分も含め400枚以上の関札が保管されているそうです




そして、有名な庭園へ案内される。

どうやら私が見学した翌々日に茶会が開かれるようで、庭師が庭を手入れしていた・・💦 残念だがこればかりは仕方がない。。

Canvaを使って庭師と脚立を削除することも可能だがそのままの写真をアップします。





明治天皇が休憩された「王座の間


下諏訪宿本陣岩波家の庭園(「日本の庭園100選」)



たぶん、紅葉の季節に訪れたら本当に綺麗なんでしょうね。。

諏訪を訪問した際には是非立ち寄ってみてください。



下諏訪宿本陣岩波家を見学後、案内嬢のお勧めで「宿場街道資料館(無料)」を見学。


中山道の標高資料

木曽路宿場町を網羅してきたので親しみを感じる資料です(笑)

馬籠峠795mと鳥居峠1212mが記載されていますが、この2つを歩くインバウンド観光客って凄いですね。

車という移動手段で観光スポットを表面的に見て廻る日本人の観光スタイルとはまったく別物ですね。。



今では跡地だけが残っている「綿の湯」の復元模型


綿の湯の復元模型を見たら、温泉に入りたくなり綿の湯から最も近い「遊泉ハウス児湯」で立ち寄り湯。

下諏訪宿は当時の名残を感じさせる建物や高札場跡が残っていたり、温泉が数か所あったりなかなか良い場所だと再発見。。


温泉から出たのは16時。このあと、真澄「宮坂酒造」にも立ち寄り。


なんと4斗樽が販売されてました。3850円とは安い!


真澄蔵を見学した後は、帰るのみなのでひたすら湘南を目指す。

帰宅したのは23時でした。


梅雨の時期のツーリングということで雨が心配でしたが、阿寺渓谷柿其渓谷の自然美の訪問時間およびサムライロード与川道のトレッキングの間は雨には降られず幸いでした。


最後まで読んで頂きありがとうございました!!


6日目の走行距離:243㎞

中山道ツーリングの総走行距離:約1000㎞


----------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------
古民家
古民家
インバウンド
インバウンド